60分で6本。サラリーマンフィッシング、大成功!
サラリーマンには時間がない。お金はあるが、時間はない。
エサ釣りなんて待ってられない。早く帰らないと家族がうるさい。
勝負の早いルアーで、一気に釣るのだ!
タチウオに絶大な威力を発揮したのは、『スラー』
スラーはラッキークラフトのダート系ルアー。オガケンこと、小川健太郎による作品である。サイズは70mm、100mm、130mmの3タイプが発売中で、この日は3種類すべてでタチウオを釣ることができた。なかでも、もっともタチウオの反応がよかったのは……130mm。
130mmは一見大きすぎるように見えるけれど、タチウオはなんの躊躇もなくバイトする。じつは岸壁や堤防で最も使いやすいのが130mmなのだ。重さがあるぶんスムーズに沈んでいくので、足元でとても扱いやすい。タチウオは常夜灯まわりを攻めるのがセオリーだから、漁港や堤防では足下が一級ポイントになる。ラインスラッグを利用して、スラーをシャクりつづける。こうしてスラーを何度もダートさせることで、タチウオは毎投のようにバイトしてくるのだ。
竿は細く、糸は太く
リーダーはフロロカーボンの5号。それでもタチウオの当たりどころが悪ければ、一発でラインはボロボロ。1時間で5回、結び直した。竿はタチウオのバイトを吸収してくれるメバル用のロッド。アンバランスに見えるが、掛けたタチウオはバラさない。スラーありきのタックルだから、世間でどうやって狙っているかまったく知らないのであしからず。
サラリーマンフィッシャーは今日もゆく。
雨の日も、風の日も、時計を見ながら、家族の機嫌をうかがいながら。
<タックル>
ロッド:メガバス/礁楽 SL-64UL
リール:ダイワ/カルディアKIX2000
ライン:アイコード/アイジギング1号 + 東レ/トヨフロンLハード5号
ルアー:ラッキークラフト/スラー・FISH100、130、JACO