千代川のサクラマス 第1夜

サクラマス・サツキマス
サクラマスは、ヤマメの降海型だ。海で成長したヤマメは、大きくなって河に戻ってくる。桜の咲く頃に遡上するから、サクラマスというらしい。帰ってきたサクラマスは、産卵を終えるとシャケのように死んでしまう。いかにも日本的で、趣深い魚なのだ。
サクラマスは中部地方より北の河川で釣れるイメージを持っていたけれど、どうやら中国地方の鳥取市を流れる千代川(せんだいがわ)にも棲息しているらしい。ちょうど3月1日から解禁したみたいで、とにかく行ってみよう!
鳥取市には2時間で到着。千代川は鳥取市街地を流れる川で、またしても勝手な「大自然を流れる悠久の河川」のイメージは覆った。市街地の川にしては、護岸はあまり整理されていないようにも感じる。サクラマスが棲息できるように?
千代川には「ここから50mの区間は禁止」というような、具体的なルールがいくつかあった。それらを避けつつ、堰や橋に伴う深場と、川幅が絞られる場所を下見していく。「川を遡るサクラマスはどこで体を休めるだろう? 堰の上、それとも下?」そんなことを考えながらドライブ。
この日は雨が降ったり止んだり、風が吹いたり止まったりでとても肌寒い。そんな天候でも先日まで暖かかったせいか、河川敷にはたくさんのつくしが生えている。どうやら釣り人だけが浮き足立って春を感じているわけではなさそうだ。
見つけた深場や反転流にむかってルアーを投げるけれど、なかなか思うように操作できない。川の流れもあるが、もっと深い場所を泳ぐルアーが必要だと思った。引き抵抗が軽くて、よく潜るルアーで狙いたい。この日は3カ所ほど竿を出したけれど、サクラマスの反応は得られなかった。釣り師の姿はあったので場所は間違っていないかも。また桜が咲く頃に来よう!
<タックル>
ロッド : メガバス/シルバーシャドウSSL-610ML
リール : ダイワ/エメラルダス2506
ライン : バリバス/アバニシーバスMAXパワー1.2号
リーダー:東レ/バウオ・ポリアミドプラス20ポンド

ルアー : バーンズ/ナインズ90 ミディアムディープ

夜は鳥取砂丘近くの漁港へ。風で根魚のタックルは操作が難しかったけれど、なんとか1匹カサゴが釣れた。

山陰初フィッシュはうれしかった。

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