アオハタが釣れてビックリ。上出来の夜だ
海辺の釣具屋さんで「今、何が釣れてますか?」って聞いてみた。店員さんは「アジやボッコ(カサゴ)ですねぇ」とアドバイスをくれる。
昼間は暑いので写真を撮ったり、コンビニやファミレスでなんということもなく過ごす。漁港に着いてからも、この日琵琶湖に遠征していた関東の釣友に電話したり暗くなるまで時間をつぶす。久しぶりの会話に花が開き、あたりはすっかり真っ暗になった頃、テクテク歩いて堤防の際にルアーを落としてみる。
3投目くらいに竿先がビビビと動く。「いつもより引くぞ。大きいかな?」そう思いながらライトを照らしてみると、なんとアオハタでした。ゴギにつづいて「こんなに簡単に釣れていいの!?」って気分。今夜はこの1匹で上出来だ。
つづけて釣れた魚はキジハタの幼魚かと思いきや、これもアオハタらしい。なんだか知らない魚がポンポン釣れてしまった。まだ1日あるけれど、もうアユカケはいいかなと思えた夜だった。
あくる日、世界遺産の石見銀山に立ち寄ってみたものの、大雨警報のため遺産の見学ツアーは中止になった。どうすることもできないので、日本海を眺めながら西へ西へ帰ることにした。
局地的な大雨のせいで川という川は荒れ、独特の赤茶色の水が流れてゆく。あとから気づいたのだけれど、このあたりの集落に用いられる褐色の瓦は石州瓦(せきしゅうがわら)といって、この土砂に混じる赤土から作られているのだ。
山のみどりに映える赤茶色の瓦屋根も、西へ進むと少なくなっていくような気がした。山陰特有の風景に名残を惜しみながら家路へ。いつかまた行こう。
【おまけ】きれいな虹が架かったのでパチリ