釣りの楽しさっていろいろあると思うんだけど、やっぱり僕は魚を探すところからはじめるのがいちばん楽しいと思う。
海にかこまれた日本には”釣りもの”がたくさんいて、そのほとんどに釣法が確立されている。「こうやれば釣れるんでしょ?」「ここで投げれば釣れるんでしょ?」そんな魚がほとんどだったりする。もちろん、地元最強のロコアングラーが案内してくれるならありがたいし、遠征先に知人がいるのも心強い。仲間でワイワイ楽しくやるのも最高なんだけど・・・。
だけど、アカメという魚に関しては自力で釣りたいと思ってる。圧倒的な存在感を放つ幻の魚はそんなにいないから。せっかくの”幻の魚”を「ここで投げてみれば」「これを投げてみれば」じゃあ釣れたって納得できない。日本にあとどれだけそんな魚がいるのかわからないけれど、アカメはいちばん釣りたいから、自力で釣りたい。
去年から数えて、5回目のアカメ遠征。もうあと一歩のところまできている。強引に寄せたあと、最後の突っ込みで「フッ」と手応えが消えた。サイズは大きくなかったけれど、このサイズならもうどこにいるのかわかった。
あとはなんだろう。潮回り? ルアー? タイミング? それとも、釣れるときは釣れる? そんなもんかもしれないけれど、僕は勝手につくりあげたイメージを守りながら、これからもアカメを狙ってみたいと思っている。
釣行日:5月30日〜6月2日
<タックル>
ロッド:ツララ/エルホリゾンテ EH-78
リール:アブガルシア/ソルティーステージレボ LJ-1
ライン:バリバス/アバニGTマックスパワー6号
リーダー:クレハ/シーガープレミアムマックス 60ポンド