オガケンガイド 大阪湾シーバス編

スズキ

ボディブロウで狙うシーバス

何か色々書こうとしてみるものの。あまりにも膨大な、鮮やかな記憶がひとつの箱に収まることを拒んでいる。もう少しだけ、浮かんでいたいのです。

ボディブロウ。小川健太郎が長年画策していたSIN-ZOベイトのハードルアーモデル。今年の春には彼自身、プロトタイプで野池のロクマルを仕留めている。詳しくは小川健太郎釣りペイジの日記に掲載あり。この日、僕が使わせてもらったのはウェイト最終調整中の試作品のひとつでした。

小川さんには本当にすみません、と謝りたい気分です。「下手クソですみません」と。というのも、カメラで「水面直下をダートするボディブロウを襲うシーバス」を撮っていたんです。僕がボディブロウを操作していたんですが・・・。

途中から慣れてきてなんとなく動くようになったんですが、カメラを撮影していた序盤はダートの間隔が速すぎてシーバスが反応しきれていませんでした。コツはラインスラッグの使い方。ラインスラッグを上手く利用して竿をシャクること、これを意識することでなんとかシーバスを反応させることができるようになりました。これはSIN-ZO、スラーに必需のテクニックですね。

暗闇で光るんです、シーバスが。ボディブロウを水面直下でダートさせるとシーバスがルアーにバイトして「ギラッ、ギラッ」と光るんです。僕は1キャスト1回。開発者の小川さんになると1キャスト3回。ボディブロウはスゴいルアーですね。

というわけで山奥の清流から海まで。爆走につぐ爆走は西へ東へ。そんなこんなでAM5:30納竿したあと大阪駅まで送ってもらいました。ちなみに小川さんはこのまま徹夜で仕事をしたあと、夜はボートシーバスだったそうです。帰り際、彼は言いました「いつものことですよ」

エクストリーム シンゾーベイト3インチ
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