釣りよりも、移動する時間のほうが長い。
【5日目】
5日目も桜島フェリー乗り場で起床。旅も半分を消化(!)して、いまだに桜島をウロウロしていることに焦る。さすがに移動しなければいけない日が来たようだ。前日と同じ山道を通り、一気に宮崎県中部のH川(前日のH川とは別の河川)へ。この河川は、某ソルトウォーター誌の釣り場紹介を参考にしてみた。マルスズキ、チヌが簡単に(?)釣れるらしい。3時間強のドライブで到着すると・・・やはり泥水だった(笑←ワラエナイ !!)。
とにかく河川絡みの場所は釣りにならないので、頭を振り絞ってマジメに軌道修正を試みる。その結果、河川と離れた漁港を攻めることにした。濁った水がまわってこないということでエリアを考えると、これがベストじゃないかなあ・・・。台風、半端ねえ! 遠征のタイミングは本当に難しい・・・。
しかし・・・釣 れ な い ん で す よ ! あきらかに経験値が足りない。やっぱり地元で練習してこないとダメ。最低1シーズンの経験がないと、遠征先で魚を釣るのは難しいですね。仕方がないので、釣具屋さんに助けを求めることに。鹿児島でのヒラスズキの件が脳裏をかすめるけど、もはやこれしかない。
今回は、道すがら見つけた釣具店ポイントのスタッフさんに、釣り場情報を乞うことにした。すると、「本日お昼に、キタウラで、手のひらサイズのアオリイカを、エギで釣った」という情報を教えていただいた。「本日お昼」というところが非常に心強い。ほんの数時間前の釣果だ。台風前のヒラスズキ情報とはワケが違うぜ! 5日目の夜はキタウラで勝負だ!!
キタウラ到着は夜19時。着いて早々にメッキのボイルに遭遇していたけど、メッキだと気づかずに足下の岸壁で群れるクロホシイシモチと遊んでいた。ルアーの回収中にたまたまヒットしたことで、ボイルがメッキのものだとわかる。しかし、時すでに遅し。写真撮影が終わる頃には、ボイルは消失してしまった。こんなのばっかり。なかなか上手くはいきません。
というわけで、満を持してエギングへ。この日の昼に、実際に釣れているんだからね。釣具店の店員さんが、ほんの数時間前にここで釣っているわけ。釣れますよ、それは。釣れる、釣れる。そりゃ、釣れてあたりま…
釣れない!!!!
「さすらいのお魚釣り野郎 ~九州縦断編~ 第5夜」につづく