さすらいのお魚釣り野郎 ~九州縦断編~ 第6夜

つりたび

逆光で撮影した2ハイ目。イカのシルエットが、いい感じ。

漁港の外に拡がる地磯。偏光グラス越しに、アオリイカの群れが泳いでいました。漁港から磯場までは、たったの30秒(!)の距離。ただ、夜というだけで気付かなかった。これこそ、初場所の恐ろしさ。魚釣りは、明るいあいだに下見することが重要ですね。

豪快に食す。アオリイカは甘い!

漁港のオヤジにしつこく言われた。「アオリイカはまだ先。1ヶ月あと。」まだシーズンがはじまっていないという認識らしく、ほかに釣り人もいない。ハイシーズンには人でいっぱいらしいけど、今日は貸し切り状態。実釣1時間のサイトエギングで遅めの朝食を楽しんだあと、後ろ髪を引かれながらも熊本へ出発することに。まだ釣れるだろうけど、まだ見ぬ景色とターゲットを目指したい! ポイントの店員さん、ありがとうございました!

…移動…

午後18時半、熊本市街の江津湖に到着。次のターゲットはブラックバスだ。江津湖は冬でも水温が高く、テレビや雑誌でもよく取り上げられているので、1度行っておこうってわけ。実際に眺めてみると、想像以上に小規模だった。湖というよりも、池って感じ。歩いて一周してみると、アングラーは皆無で、岸から数mはウォーターレタス(←特定外来生物だとか)で覆われている。魚の反応はというと、ブルーギルのアタリが2回あっただけ。またしてもテンション、ガタ落ち。江津湖は冬のポイントかな?

夕食のあと、熊本県内のM川へ。ナビで全域を見渡すと、この川には堰があったからだ。

…移動…

午前2時、現場に到着すると、すぐに堰が目に飛び込んできた。開放された堰からは、勢いよく水が流れている。堰の下には、まさに理想的な激流が形成されている! やっと台風を味方につけるときがきた。この旅がはじまってから台風には散々痛い目に遭わされてきたけど、今回は釣らせてもらう。落ち鮎釣法だ!

…小一時間経過…

なづか釣れない(爆)ので、竿をナモト80からシルバーシャドウ610に変更。ルアーもコモモSF-125からスラー130へ。軽くシャキリした竿で、流れの当たるテトラにピンポイントでルアーを沈めてみることに。すると、最初のフォール→ドリフトであっさりヒット。水面ではなく、水中かな?

落鮎釣法。流れのなかを、ころがすだけ

反応するサイズは全体に小さめだったけど、落ち込みやテトラギリギリなら口を使わせることができた。スズキサイズを足元でバラしてしまったのが残念だった。足場が悪くてグリップで掴み損ねてしまった。グラス素材のナモト80なら捕れたのかも。そうそう、ビーフリーズ78Sでこんなのも釣れた。

はじめて釣れたマゴチ!

M川の堰下は、この旅がはじまってから最も魚の反応がよかった。といっても、4時間やって釣れたのは2匹だけど。潮まわりがほぼ干潮で、本来なら魚の付き場となるポイントが少なかったのが残念。堰下以外はすごく浅いので、魚があまり入ってこれなかったんじゃないかなあ。いろんなことが頭をよぎるけど、旅は一期一会。これでいいのだ。

午前6時、実釣終了。そのまま「そうだ、温泉へ行こう!」ということで、大分県の湯布院を目指すことに。しかしコンビニで眠々打破を飲むと、そのまま夢の彼方へ。もはや300円の栄養ドリンクでは回復しない睡魔だった。

こうして長い一日は終わった。

さすらいのお魚釣り野郎 ~九州縦断編~ 第7夜」につづく

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