さすらいのお魚釣り野郎 ~九州縦断編~ 第1夜

つりたび

「さすらいのお魚釣り野郎」は各地をフラフラしながら釣りをするだけの記録。今回は九州をぐるり1周しながら、各地のお魚を釣っておりました。

やってみてわかったことは、魚の活性・付き場は潮の干満によって本当に大きく変わるということ。だから、旅のつり人が現地のポイントを探りあてること自体がとても難しい。今になって思うんだけど、岸壁のヘチ釣りはマスターしておくべきだった。いろんな釣りのなかでも、もっとも魚の移動が少ないと思われるストラクチャーの釣りは、地元でもっと経験しておけばよかった。これができれば釣れる魚は増える。この秋、僕がヘチ釣りに取り組んだのは、実はこんな反省があったからなのだ。

あとはこんな釣り旅をする場合は、台風シーズンは避けたほうがいいかも。今回は9泊10日のうち、3日間は台風の影響で川の釣りができなかった。ちなみになぜ九州かというと、2007年は北海道、東北、関東、中部、関西、四国にはすでに足を伸ばしていたから、どうせなら全国制覇してやろうということで九州を選びました。本当によく移動した1年でした。

それでは、つらつらと書きたいと思います。9泊10日で何匹の魚が釣れたでしょうか(笑)。





地元・姫路でレンタカーを借りて、まずは九州最南端の鹿児島県指宿(いぶすき)へ。ちなみに高速道路代をケチると、ここまでに2日目の昼がおとずれるので注意が必要です。貧乏社会人なので仕方がありません。時間はあるけど、お金はない(笑)。

指宿は温泉が目的でした。ここは大好きな『水曜どうでしょう』というテレビ番組で訪れた場所だったから一度行ってみたいと思っていました。こんな機会でもないかぎり行くこともないので、まずは最南端の指宿へ行くことで、九州を南から北へ釣り上がっていくことに。

指宿温泉は湯船につかるわけではなく、砂のなかに体を埋められるという特殊な温泉。20分ほど埋まっていると、蒸されて汗ダラダラになる。健康にいいのかもしれないけど、砂まみれになって爽快感はまるでなし。好きな人は好きなのかもしれない。

地元のオサーンにまじって砂に埋もれるキンパツ。どうみても、あぶない

そのあと鹿児島県内のS川へ行ってみました。到着するともう夕方。鹿児島は広い! 市街地からポイントを確認しながら川を下っていく。ダラダラとした寸胴な川を降りていくと、沖でボラの群れが跳ねていた。「シーバスでもいないかな〜」とGDXをキャストしてみる。スピードをつけたドッグウォークで広範囲を探っていると……何者かがGDXにバイトしてくるではないか! スピーディーなアクションで、軽いタッチバイトが出るのは・・・。

先週の経験から「これはメッキじゃないかな?」と。シルバーシャドウから礁楽に持ち替えて、ルアーもボディブローにチェンジ。キャストすると、出るわ出るわ!

このサイズでも、4lbを簡単にブレイク。8lbにかえて

なんとか1匹目(21cm)が釣れたところで、同行の釣り初心者ボンバマンに釣らせてあげようと後ろを振りかえると・・・ボンバマンは自分の服に針を刺して、もがいていた。

もちろんその針はすぐには抜けず、夕まずめの貴重な時間は失われてしまった。おまけに夕立まで降ってきた。それにしてもトレブルフック2本の6つの針先がすべて衣服に刺さるなんて・・・。不運としか言いようがない。

それでも九州で竿を出していきなり釣れたのは、めでたいことに違いない! おそるべき鹿児島クオリティだ。このあとS川最下流まで移動したあと、夜の漁港を撃つことに・・・。

さすらいのお魚釣り野郎 ~九州縦断編~ 第2夜」につづく

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