さすらいのお魚釣り野郎 〜イリオモテ大脱走編〜 その47

つりたび

竹富島の砂浜。タナケンとはここでお別れ。

フェリーに揺られ、バスに飛び乗り、飛行機に座れば、ゆっくりと魔法が解けるみたいに、いつもの場所に戻ってくる。明日からまたネクタイを締める日々がはじまるだろう。

人生の行ったり来たりをリュックにつめ込んで、僕らは今日も旅をする。パンパンに膨らんだ中身のことはまだよくわからないけれど、いつかどこかで輝くように、そう願っている。

さすらいのお魚釣り野郎 ~イリオモテ大脱走編~ 完

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